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既設ダムがある渓流には、テナガエビ・モクズガニの生息が上下流に多数確認されています。これまでは既設ダムがあることで、エビ・カニ類の遡上が分断されていました。
そこで既設ダムにスリットを開けて魚類・甲殻類の遡上に配慮し、また、施設の効果量増大のためにダム高を嵩上げすることになりました。 |
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既設ダムにスリットを開けるのには、ワイヤーソーイング工法を用いました。スリット底部位置にコアを2本抜き、上端に向かってダイヤモンド刃のワイヤーで切断します。
切断面がきれいです。 |
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既設ダムの下流面がゴツゴツした感じに写っていますが、これは表面をはつったあとです。
新コンクリートを下流側に腹付けするため、付着を良くするために行っています。
はつり厚は3cm〜5cm程度で、骨材がしっかり露出するようにはつります。 |
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既設ダムに新コンクリートを腹付け打設しています。
右岸側袖部 |
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施工段階途中に横から写しました。新旧の断面がはっきりわかってなかなか面白いです。 |
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新コンクリート上に並んで立っているのは補強鉄筋用の差し筋です。 |
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奥側が既設ダムを切断した面ですが、手前の新規打設面と同じぐらいきれいに切断されています。 |
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